小規模な一人親方を守る親方団体
建設業などにおいて労働者を雇うことなく、本人やその家族ぐらいの中で事業を行っている事業主のことを一人親方と呼びます。
他に従業員がいないので自由に仕事ができて、しかも契約料はすべて自分の手のものとなるので経済的なメリットもあります。
しかし労務管理の点からいうと、こういったタイプの親方は労働基準法における労働者とみなされないというデメリットがあります。
そのため本来は労災保険の対象には含まれないのですが、実態としては労働者と同様なので国は特別に労災保険の加入を認めています。
長野県松本市に所在地を置いている一人親方建設業共済会は、そういった一人親方やその家族が対象の親方団体です。
埼玉県や群馬県といった関東地方、長野県や新潟県といった北信越地方、静岡県や愛知県といった東海地方に在住の親方が加入できます。
入会金は5000円、年会費は6000円となっていて、申し込んでから最短で翌日には加入可能となっています。